
先日別記事でご紹介したとおり、トレンドはSNSからもわかることをお伝えしました。
トレンドは消費者以外にも様々なビジネスに関わってきます。
例えば、広告やSEO対策などのマーケティングのためにトレンドを知って効果的に行う必要があります。また、営業を行ううえでもトレンドをつかんだ資料を用意することで顧客を納得させられるでしょう。
そもそもトレンドとはなんなのでしょうか?
また、トレンドの情報源として消費者ならテレビや雑誌など、多様なメディアを活用しますが仕事中にずっとテレビを見るわけにはいきません。そこでビジネスに使えるトレンドがわかるWebサイトを厳選しました。
トレンドとは
経済界では株価の変動についてトレンドという意味がありますが、一般的には「流行」や「傾向」といった意味があります。トレンドはそれぞれ継続期間が違い、短期・中期・長期と3つの種類に分けられます。
①短期的トレンド
瞬間的に盛り上がるキーワード。世間に与える印象は大きいが、単発で終わるため継続性はない。バズワードともいわれる。
例:Twitterでつぶやかれる「バルス祭り」など
②中期的トレンド
季節ごとなど特定期間の継続性はあるが決まった時期が過ぎると終わるトレンド。
例:ファッションや家電などの市場トレンド
③長期的トレンド
後継がでるまで長期的に流行る可能性のあるトレンド。あまりトレンドとして扱われることは少ないが、不変的な存在としてSEO対策にも効果的。
例:最新技術や政治的な話題など
トレンド情報がわかるWebサイト
Google Trend

(参照:Google Trend)
Google検索でどのようなキーワードが多く検索されているのか、を知ることができます。
リアルタイムだけではなく、過去のトレンドを知ることもできるため、短期だけではなく、長期的なトレンドの推移を調べることが可能です。
ニュースサイト
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(参照:IT media/Vogue Japan)
汎用的なニュースサイトだけではなく、ITに特化したITmediaやファッションに特化したVogue Japanなどある分野に特化したニュースサイトでは、より専門的な「今」を知ることができます。定期的にチェックすることでその分野での長期的なトレンドがわかるでしょう。
Amazonランキング

(参照:Amazon売れ筋ランキング)
国内最大級のECサイトの売れ筋ランキングがわかります。1時間ごとに更新されるため、「今」なにが売れているのかを知ることができ、またデータを蓄積することで「長期的に」なにが売れているのかを知ることもできるため、次に売れるものの予測をすることができます。
業界動向サーチ

(参照:業界動向サーチ)
業界ごとの動向や利益などを視覚的に知ることができます。年単位でのデータがでるため、単発的なことはわからないが過去のデータを追うことで長期的な業界の動向を知ることができるでしょう。
SNS
(参照:ついっぷるトレンド)
TwitterやInstagramで投稿されているトレンドキーワードや話題のハッシュタグは随時更新され続けているため、まさに「今」のトレンドを知るのに最適です。特に蓄積されているデータ量が多いため、精度の高いトレンド分析をするにも最適です。
Twitterデータの取得・商用利用する際には、NTTデータのサービス(※)を利用する必要があります。
※NTTデータのサービス:「Twitterデータ提供サービス(インテグレーション)」
SNSから知るトレンド
様々な継続期間のトレンド
SNSでは①短期的②中期的③長期的すべてのトレンド情報がわかる可能性があります。
急上昇した「トレンドキーワード」は①や②の可能性が高いですが、1週間、1カ月、1年間とデータを蓄積することによって、③のトレンドを発見することができるでしょう。
また、SNSで発信する人は様々な職種であるため、多様なジャンルのトレンドを知ることができます。
トレンドの予測
TwitterやInstagramで「インフルエンサー」と呼ばれる人たちの発信する言葉や物、体験は多くの人が憧れたり、気になるので「次のトレンド」になると予測することができます。
この場合「インフルエンサー」が誰なのか、を知ることも大切です。
トレンドを逃さない方法
SNSのように毎日大量に発信されては流れるトレンド情報を追うことは大変です。
しかし、スクレイピングをすることでSNSデータを長期的に蓄積することができます。
また、トレンド予測に役立つ「SNSを分析してインフルエンサーを知ることができるシステム」も開発されています。トレンドを確実に知りトレンドの先を読むことで、マーケティング、営業、様々な場面で活躍することができるでしょう。