
1990年代にインターネットが普及しはじめてから、EC市場は年々成長してきています。さらにスマートフォンの普及により、誰もが手軽に、どこでも、ネットで買い物をする時代となりました。
2018年に経済産業省が発表した国内のEC市場規模をまとめたレポートによるEC化率は上場傾向にあり、今後もその規模が拡大していくことは明瞭でしょう。
BtoC – ECの市場規模およびEC化率の経年推移

(参照:経済産業省)
BtoCを始めるにはブランド力から!
年々増加しているEC市場の中でも、楽天、amazon、Yahoo!Japanといった大手が経営する総合ECサイトが一般的に認知度、利用頻度ともに多くの割合を占めています。
日経BPが毎年発表しているブランド価値評価調査「ブランド・ジャパン2018」のブランド総合力【EC・通信販売】部門では2年連続でamazonが首位にたっており、利用者も多いことから、企業の規模に関わらず「まずはamazonに出品」と、EC進出をしています。
順位 | ブランド名 | ブランド総合力 | |
---|---|---|---|
2018 | 2017 | ||
1 | amazon アマゾン | 83.5 | 85.5 |
2 | 楽天市場 | 74.9 | 78.5 |
3 | Yahoo! | 73.4 | 77.3 |
4 | セブン&アイ・ホールディングス | 69.8 | 74.7 |
5 | ジャパネットたかた | 59.9 | 56.8 |
そんなamazonに出品しているライバル企業は数多く、その中で売上をつくっていくためには様々なリサーチや施策が必要となります。
始めてでも安心!たくさんのamazon効率化ツール
ランキング変動ツール
ランキング変動ツールはランキングの変動を確認することで、商品の需要を確認するために使います。ランキングの変動に合わせて仕入れの量を増減するなどの戦略をたてることができます。
価格調査・改定ツール
価格調査・改定ツールはAmazon内にある同一商品の価格変動に合わせて、自分で決めた価格設定の範囲内で自動的に価格を変更してくれるツールです。価格競争に対応することで、売上チャンスを逃さないようにします。
在庫管理ツール
商品の在庫数の動きを把握することができ、在庫切れになった商品を自動で出品停止にするなど、購入したのに商品が届かない、といった顧客とのトラブルを避けることもできます。また、他のECサイトとも連携して、全体の在庫数の確認をすることができ、在庫切れを防ぐことができます。
フォローアップツール
フォローアップツールでは、購入者に対するフォローアップメールを自動で送ることができます。それによってカスタマーレビューを増やし、結果としてアマゾンSEO対策を行うことにもつながります。また、フォローアップメールを早めに送ることによって、購入者が低評価のレビューをつける前に問い合わせを促すことができるため、悪いレビューがつくことを防げます。
FBA管理ツール
amazon FBAは商品の保管、注文処理、出荷とEC運営にとって手間がかかることを行ってくれる便利なサービスである一方、手数料がかかったり、FBAに送った商品の状態がわからなくなる、といったデメリットもあります。FBA管理ツールでは、FBAでの在庫管理から、FBAへの登録や設定、FBAでの実績をレポートしてくれる機能などがあります。
ツールを使ってamazon出品に挑戦
ECサイトをはじめるには様々な手法がありますが、上記で述べたようなツールを使うと、amaoznのような大手ECサイトにも手軽に挑戦することができます。amazon出品効率化ツールは無料のものから有料のものまで様々ですが、まずは「価格改定ツール」や「在庫管理ツール」といったECサイト運営に必須のツールを探してみるといいでしょう。
次回はamazon出品効率化ツールを厳選比較していきます。