2022年最新!専門家が選ぶおすすめWEBクローラーサービス
データを活用して経営の方針を決めることは、いまや必須です。データ収集の段階で必要になる技術のWEBクローラー。しかし、WEBクローラーとはそもそも何ができる技術なのか知らない方や、実際にどのようなサービスがあるのか知らない方も多いのではないでしょうか。
今回は、WEBクローラーとはそもそも何か解説します。また、はじめてWEBクローラーを使用する方でも、操作が簡単で使いやすいサービスを2つ紹介します。会社にWEBクローラーの導入を考えている方は参考にしてください。
WEBクローラーサービスとは?
WEBクローラーとは、インターネット上に公開されている記事や動画、画像や音声などのデータを収集することができるサービスです。
WEBクローラーは自動的に各サイトの情報を収集することができます。そもそもの目的は、有益なコンテンツをネットで検索できるようにindexすることです。インターネット上には、人間では収集できない程の膨大な情報が溢れています。WEBクローラーならロボットが、自動的に各サイトからデータをまとめて収集します。企業であれば、収集したデータを元に新しい施策を考えられます。
2022年最新!WEBクローラーサービス2選
WEBクローラーは、日々改良が加えられていてサービスの質も高いです。高いサービス性能を持っているWEBクローラーの中には、無料で使えるものもあります。
その中でも、データ収集サービスを行なっている弊社が特におすすめする2022年最新のWEBクローラーサービスを2つ紹介します。
- Scrapy
- Node-crawler
Scrapy
Scrapyは、Pythonでクローラーを実装するためのフレームワークです。自動でサイトのクローリングをしてデータを抽出します。さらに抽出したデータは、加工して分析に役立てることができますし、必要なデータを保存しておくことも可能です。
WEBのクローリングは、他者のサイトに対して負荷をかけてしまいます。そのためデータを収集する側が、クローリングの頻度を調整する必要があります。Scrapyは、クローリングリクエストの間隔を調整して、サイト運営者に迷惑がかからないようにできます。また、エラーが発生した場合でも、再度クロールができるように処理することも可能です。
Node-crawler
Node-crawlerは、Node.jsに基づいたWebクローラーです。難しい初期設定は無く、はじめて使用する方でもインストールして実装するだけです。インストール後は、好みのブログに掲載されているイメージ画像を一括ダウンロードできます。操作や指定方法も簡単なので、はじめてWEBクローリングをする人にはおすすめのサービスです。ただし、サイトによっては、脆弱性を指摘されてクロールできないことがあります。
WEBクローラーサービスの問題点
WEBクローラーサービスを使用する前には、問題点があることも認識しておかなければいけません。
WEBクローラーは便利なツールですが、使い方を間違えると大きなリスクになります。WEBクローラーサービスを使用する際の主な問題点は以下の通りです。
- 他社サーバーへの負荷
- 利用規約違反や著作権の侵害
- クローリングにかかる手間と時間
WEBクローラーサービスは自身が必要とする情報を効率的に収集できます。しかし、サイトによっては、情報の収集時にかかるサーバーへの負荷によって障害を与えてしまうこともあります。その場合、訴えられると逮捕されて法律によって罰せられます。 クローリングによって得たデータは、利用規約違反や著作権の侵害に当たる場合もあるため扱いには十分に注意しましょう。
クローリングは、自動で各サイトからコンテンツを集めてくれますが、最終的にデータの選別と分析をするのは人間です。そのため、最終的に、必要なデータの選定や分析に手間と時間がかかってしまいます。
WEBクローラーサービスの問題点の解決方法
WEBクローラーサービスの問題点を解説してきました。
ここからは、問題点の解決方法を紹介していきましょう。利用規約違反や著作権侵害の問題を解決するには、利用規約や著作権の有無をきちんと確認することからはじめます。基本的には、他のサイトから収集した画像データや記事を転用することはできないと考えておきましょう。引用したい場合や、転用したい場合は、サイトの運営に問い合わせてみましょう。サーバーへの負担を軽減するために、クロール量を調整することも大事です。
クローリングサービス後のデータの選定や分析への手間と時間を減らしたい場合は、スクレイピング代行サービスに依頼するのも方法の一つです。スクレイピングを専門にしている会社なら、必要なデータのみを収集することができ、データを分析しやすい状態に形成してくれることも多いです。もちろん、自身が利用規約や著作権違反してしまう心配も不要です。スクレイピング代行サービスのPigDataなら、各会社ごとに併せたダッシュボードでのデータの集約、企業の施策への活用の近道になります。
まとめ
今回はWEBクローリングについて解説してきました。データの収集をして経営に役立てるためにも、WEBクローリングサービスの使用方法を把握しておきましょう。初心者でも簡単に使用できる機能がついている「Scrapy」「Node-crawler」の2つがおすすめです。これらのクローラーを使用することによって、指定したサイトから欲しい情報を自動的に収集できます。
WEBクローライングサービスは便利ですが、注意すべき問題点もあります。WEBクローリングサービスを使用する際には、「サーバーへの負荷」「利用規約違反や著作権の侵害」「クローリングにかかる手間と時間」などを考慮しましょう。法律に触れるリスクや、手間と時間を避けたい場合は、弊社「PigData」のような専門の会社に委託することも是非ご検討ください。