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BIツールとは?

BIツールとは?機能や活用方法と15製品の特徴を比較して解説

PigData > ブログ > BIツールとは?機能や活用方法と15製品の特徴を比較して解説
BIツールとは?
2025.01.30
  • 業務効率化
  • データ活用

データに基づいた意思決定が求められる今の時代、社内のデータ分析や可視化を進めたいと考える方も多いのではないでしょうか。全社的にこのような活動を推進することもあり、データ分析の担当者となる方やデータドリブン経営の足がかりとしている経営者もいらっしゃると思います。
データ分析や可視化を進めるにはBIツールの活用がカギとなります。BIツールがなければ、社内のデータ活用は進まないと表現しても過言ではありません。今回は、BIツールの概要や具体的な機能と活用例、そして、導入を検討すべきツールを紹介します。

目次

  1. BIツールとは
  2. BIツールの機能
  3. BIツールの活用例
  4. BIツールを導入するメリット
  5. BIツールの比較ポイント
  6. おすすめBIツール15選
  7. BIツールを導入する際のポイント
  8. まとめ

BIツールとは

BIツール(Business Intelligenceツール)とは、企業内に蓄積された膨大なデータを分析・可視化するソフトウェアです。可視化されたデータを踏まえて、経営戦略や意思決定を支援します。
BIツールの特徴はETL機能を活用してデータを一元管理し、ダッシュボードやレポートなどで迅速な意思決定や業務の効率化を促進することができる点です。経営層から現場担当者まで、リアルタイムに必要な情報を把握できます。

BIツールの機能

BIツールにはいくつもの機能があるため、代表的なものをピックアップして紹介します。

レポーティング

レポーティングとは、蓄積したデータを整理し、表やグラフなどにまとめて共有するための機能です。事前に定義しておいた「レポート」を自動で生成できるため、担当者は業務を効率的に進められます。自動生成したレポートは、経営層や現場担当者が必要とする情報を正確かつタイムリーに提供することも可能です。
また、多くのBIツールではレポートのフォーマットや配信方法をカスタマイズできます。そのため、関係者へスムーズな情報発信ができるようになり、意思決定などを促進できることが魅力です。

ダッシュボード

ダッシュボードは、BIツールに保存されているデータを一画面に集約して表示する機能です。保存されているデータはリアルタイムで更新されるため、重要指標(KPI)や分析結果をひと目で把握できるようにします。導入するBIツールによりますが、複数のグラフや指標を自由に配置できることが多く、全体像を短時間で確認できるものです。
また、多くのBIツールは「ドラッグ&ドロップ」など直感的な操作でダッシュボードをデザインできるようになっています。そのため、経営層から現場担当者まで、それぞれが自分の求めるダッシュボードにカスタマイズしやすいことが特徴です。

OLAP分析

OLAP分析(オンライン分析処理)は、多次元的な視点で大量のデータを集計・比較し、深堀りするための機能です。例えば、売上データを地域や期間などの異なる軸で切り替えながら分析し、詳細から概況までをスムーズに把握するために利用します。
また、多角的な分析に対応しており、異なる部門やプロジェクト間でのデータ比較なども容易で、戦略策定や施策効果の検証などにも役立てられます。分析により多角的な視点からインサイトを得て、より精度の高い意思決定につなげるのです。

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データマイニング

データマイニングは、大規模データから未知のパターンや相関関係を発見する機能です。統計学や機械学習のアルゴリズムを用いて、データを解析し、新規顧客獲得や需要予測などにつなげます。選択するBIツールによって、データマイニングの利用範囲が限られています。最低限の機能として実装されていることもあれば、専門的な分析ツール並の機能が実装されていることもあります。提供される機能によって、実現できる処理や得られる結果に大きな違いが生じるため、そこは注意しておきましょう。

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プランニング

プランニング機能は、予測やシミュレーションの結果を踏まえて、将来の事業計画や予算編成をサポートするものです。売上予想や経費見込みなどを含めた複数のシナリオを立て、それぞれについてシミュレーションできます。それぞれの結果を踏まえて、どのプランが市場に適しているかを評価することが目的です。
例えば、各部署がそれぞれBIツールにデータを入力することで、全社的なシミュレーションもできます。営業部門と製造部門がそれぞれプランニングし、それが実現可能な内容であるかを評価するのです。各部門の計画だけでなく、経営者が全社的な判断を下す際にも利用できます。

BIツールの活用例

BIツールをどのような場面で利用すべきか、活用例を紹介します。

財務分析

財務分析では、収益性や資金繰りなどを総合的に把握するためにBIツールを活用できます。各種財務指標をBIツール上で可視化することで、売上高や利益率、キャッシュフローを素早く把握するのです。また、異常値やトレンドを早期発見することで、これらに対処するなどの活用も考えられます。他にも、プロジェクト別のコスト配分や予算執行状況の比較なども挙げられるでしょう。
予実管理に活かすことができれば、全社的に経営資源の最適化を図れるようにもなります。

営業分析

営業分析では、顧客ごとの商談状況や受注金額を管理し、営業活動を可視化することで、会社全体の営業状況をリアルタイムで把握し、担当者の配分や優先度の見直しに活用できます。
さらに、クロス集計をすることで地域や担当者別、製品別の売上も可視化にもつながります。このような多角的な分析を続けることで、データドリブンなターゲティングができるようにもなります。

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人事分析

人事分析では、勤怠データや評価結果などを集約し、組織のパフォーマンスを総合的に把握するなどの活用が可能です。
部門や役職ごとの人員配置状況をBIツールで可視化し、部門や個人単位でのパフォーマンスを評価すれば、異動や採用もデータドリブンに実現できるでしょう。また、離職率などの指標を分析すれば、潜在的なリスクを早期に発見し対応することも可能です。
データを活用した人事施策の立案は、従業員エンゲージメントの向上や組織力強化など幅広い目的に応用できます。

労務分析

労務分析では、従業員の勤務時間や残業状況、休暇取得率などを分析することで、コンプライアンスと生産性の両面を踏まえた最適な労務管理を実現できます。
部署や個人ごとの勤務実績を比較すれば、作業効率や業務負荷の課題をデータに基づいて洗い出せます。これらの課題を積極的に解決すれば、組織全体の業務改善につながるでしょう。
また、法定労働時間を超過する傾向をリアルタイムで検知するなどの活用も考えられます。現代は、労働基準法の遵守が非常に重要です。BIツールを活用しデータから兆候を把握すれば、早期に是正措置を講じられるようになり、是正勧告を受けるという問題を回避できるのです。

売上分析

売上分析では、日次・週次・月次単位での売上データを可視化し、収益状況を素早く把握するなどの活用が可能です。例えば、製品や地域ごとのデータをBIツールで集約し、シーズンごとの変動を分析するなどが考えられます。また、分析だけではなく、要因を明らかにしたり効果を客観的に評価したりすることも可能です。このようにBIツールで売上分析することで、在庫管理やプロモーション戦略を最適化する指針を得られます。

また、別の活用として、複数店舗の売上を統合して比較するなども良いでしょう。この分析を活用すれば、売り上げ好調店舗の取り組みを他店舗にも展開するなどの施策を実現しやすくなります。

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Webサイト分析

Webサイト分析では、アクセス数やページ滞在時間、コンバージョン率などをBIツール上で集計し、サイトの利用実態を可視化することができ、Webサイトの効果検証を実施しやすくなるでしょう。例えば、Webサイトの流入データをキャンペーン毎に細分化することで、広告投資の成果が評価できます。また、ユーザーの行動パターンを把握し、サイトを改善する根拠として活かすこともできるでしょう。さらに、リピート訪問や購買行動などを組み合わせることで、ターゲット顧客へより根拠を持って訴求できるようになります。

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BIツールを導入するメリット

BIツールを導入するメリットのうち3つを解説します。

データの収集から可視化を自動化できる

ETL機能を活用することで、大容量データの一元管理レポートの作成から可視化までを自動に、そしてリアルタイムにできます。これまで手動でデータを抽出・統合していた場合、作業時間を短縮し、ヒューマンエラーを減らすことに繋がるのです。また、データの収集だけではなく、用途に応じたグラフやダッシュボードを自動生成できます。これにより担当者の負担が軽減され、ツールを用いた社内の情報共有もスムーズに実施できるようになるでしょう。

可視化することで意思決定をスピードアップする

BIツールでデータを可視化することにより、直感的な判断が促進され、意思決定をスピードアップできます。大量のデータをグラフやダッシュボードで把握できるため、手作業でのレポート作成や集計作業に時間を割く必要がなくなります。
他にも、データを可視化することによって、関係者との合意形成を得やすいなどの効果も発揮してくれます。それぞれが直感的に理解できることで認識齟齬を減らし、検討や施策の立案などをよりスムーズに進められるようになるのです。

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問題・課題を早期に発見できる

データを頻繁に収集することで、KPIの変動や異常値などの素早いデータ検知が可能です。さらに、状況を素早く評価することにより、問題や課題をいち早く把握することに繋げられます。例えば「売上が急激に落ち込んだ」「在庫が極端に増減した」などの事象が発生した場合、BIツールのダッシュボードやアラート機能で通知することが可能です。この通知をトリガーとして関係者が即時に行動することで、問題や課題が大きくなることを防げると考えられます。データから問題や課題を早期に発見できれば、それに対する対処も迅速化できます。問題・課題の発見という意味でも、それらに手を打てるという意味でもメリットが大きいのです。

BIツールの比較ポイント

BIツールは数多く存在するため、これらから選択する際の比較ポイントを解説します。

必要な機能が揃っているか

レポーティングやダッシュボード、OLAP分析など、必要な機能が網羅されているかどうかが重要です。想定している機能が揃っていない場合、追加投資やカスタマイズが発生する原因となりかねません。
また、運用上の負担が大きくなることも考えられるため、事前によく確認しておくことがポイントです。現在は必要な機能ではなくとも、将来的に別の機能が必要になるかもしれません。その点を考慮するならば、提供されている機能数の多いBIツールや拡張性の高いBIツールを選択する必要があります。

既存のITツールと連携できるか

BIツールはデータの連携が必須であるため、すでに運用中の基幹システムやERP、CRMなどとのデータ連携が可能かを把握することは重要なポイントです。BIツールにさまざまな連携手段が用意されていれば、リアルタイムなデータ連携や自動更新などを実装しやすくなります。また、データメンテナンスの手間も削減できるため、連携先の多いものや既存ツールとの相性が良いものを選択しましょう。
スムーズに連携できないBIツールの場合は、追加の開発や手動での作業が必要になってしまい、効果を十分に得られない可能性があります。

各種コストは予算内か

BIツールを導入する際は、ライセンス料や導入コンサルティング費用、インフラ費用などさまざまなコストが発生します。加えて、ユーザー教育やサポート契約などにもコストが発生するでしょう。これらが、予算内であるかを評価することがポイントです。特に、注目すべきは運用コストです。導入コストだけで判断すると、運用を開始してから想定外のコストが嵩むことになりかねません。
他にも、予算内のBIツールでも投資回収率(ROI)を計算し、効果の期待値を評価すべきです。総合的に判断して、最もコストを有効活用できるBIツールを選択しましょう。

おすすめBIツール15選

市場に出回っているBIツールは非常に多く、それらすべてを比較することは不可能です。そのため、今回は15社のBIツールについて、それぞれの特徴を比較しながら紹介します。状況に応じて最適なBIツールは変化するため、自社の目的に応じて選択するようにしてください。

Tableau

Tableauは、BIとデータ可視化のソリューションを提供する老舗の企業が提供するソフトウェアです。直感的な操作と豊富なチャートやグラフ機能が特徴的で、操作面にもビジュアル面にも力を入れています。Excelなど複数のデータソースと連携し、複雑な分析を直感的に進められるため、専門的な知識がなくてもデータ分析できることが可能です。ドラッグ&ドロップ操作で、専門的な知識なしにデータ加工などもできます。

ただ、注意点として、非常に多くの機能が備わっているため、導入後すぐに使いこなすことは難しいかもしれません。求めている機能がどこに格納されているのか、探し出すなどの手間が生じるリスクがあります。高機能であるBIツールゆえに、発生する問題であるため、その点は注意しておきましょう。

Yellowfin

Yellowfinは、Webブラウザから使用できるBIツールです。パソコンのみならず、スマートフォンやタブレットからもアクセスできます。接続元のデバイスに応じたダッシュボードが提供されるため、どのような環境からも可視化されたデータを素早く確認できることがポイントといえるでしょう。

BIツールの中でもAI活用に強みを持っており、データ分析はもちろん、ダッシュボードの作成を支援してもらうことも可能です。また、解決しようとしている課題を汲み取り、それに適した分析結果を提示してくれる機能があります。Yellowfinでは、AIと会話し、必要な課題を伝えることで、データの選択や分析手法の選定なども進めてくれるのです。

他にも、ストーリー機能と呼ばれるものがあり、分析データやその結果などを簡単に共有できます。社内での共有は業務に大きな影響を与える部分であり、その点では優位性があります。

Qlik Sense

Qlik Senseは、シンプルさと直感的な操作を重視したBIツールです。ユーザーが自分自身で操作することに重きを置いていますが、直感的なユーザーインターフェースで簡単に多角的な観点での分析を実現できます。ドラッグ&ドロップの簡単な操作でダッシュボードを作成でき、分析作業の結果としてグラフを作成する際も、情報を複数指定するだけで簡単に生成されます。AIが提案してくれる機能はないものの、直感的な操作であり、ほとんど負担はありません。

他にもインメモリ技術を活用することで、データを高速で処理できます。一度分析したデータを違う角度から再度分析する場合に、他のBIツールよりも高速に処理できることが特徴です。

DOMO

DOMOは、データを管理する人から活用する人まで、すべての人が直感的に操作できることを意識して作られたBIツールです。データの統合や可視化、そして活用に幅広い場面で活用できます。一般的にはBIツールと呼ばれるソフトウェアですが、独自の機能開発にも注力していることが魅力です。DOMOはBIツールの機能だけではなく、ETLやDWHの機能も有しています。1,000種類以上のコネクタが準備されていて、非常に多くのデータソースと接続できることが特徴です。また、データウェアハウス機能により、大量のデータを効率的に管理できます。

DOMOはBIツールよりもデータパイプラインに近いツールです。導入済みのサービスやツールと活用範囲が重なる可能性もあるため、よく確認してください。

Actionista!

Actionista!は、Webブラウザで直感的に操作できる利便性の高さが魅力的なBIツールです。日本で開発されているツールであり、マニュアルなどがすべて日本語で整備されているため、安心して使えることが注目されています。また、アカウント数無制限のライセンス体系であり、コストパフォーマンスの高さも評価されているツールです。

なお、多くのデータ活用を前提としているツールであるため、小規模な企業では導入効果が薄れる可能性があります。その場合は、外部データを活用するなども検討するとよいでしょう。

Microsoft Power BI

Microsoft Power BIは、Microsoftが提供するBIツールです。Office関連の製品など、様々なソフトウェアを提供していることから、これらと連携してのデータ活用に強みを持っています。もちろん、Microsoft製品以外のデータソースとも簡単に接続でき、さまざまなデータ活用が可能です。

また、企業版のアカウントを保有している場合は、無料でMicrosoft Power BIを利用できます。一部機能に制限があるものの、まずはどのようなBIツールであるか、実際に使いながら確認が可能です。Excelなどと連携することはもちろん、他のクラウドサービスとの連携も試してみるとよいでしょう。

その他の特徴として、高度なセキュリティ管理が実現できることがあります。Azureを活用した認証や監視機能などが備わっているため、他のBIツールよりも堅牢であると言えます。

MicroStrategy

MicroStrategyはアメリカで開発されている、BI専業ベンダーによるBIツールです。データの活用に30年以上の実績を持つ企業が、そのノウハウを活用して開発していることが特徴です。BIツールの中でも、データ分析プラットフォームとして幅広い分析機能を提供しています。

直感的に操作できるダッシュボードやGUIが採用され、データの編集や分析をドラッグ&ドロップだけで直感的に進められます。接続できるデータソースの数はやや少ないですが、他のBIツールとの連携やクラウドサービス等の接続は、概ね問題ないでしょう。AIを活用した機能も実装され、ワークフローの作成を支援や分析結果について質問することもできます。

MicroStrategyは日本ではあまり知られていないBIツールです。しかし、世界的には評価が高く、VISAなど世界的に有名な企業でも採用されているので、安心して活用できるでしょう。

MotionBoard

MotionBoardは業務を加速させるBIとして、業務効率化とデータ活用を一気に実現することを目指しています。日本国内では、大手企業に採用され、主力のBIツールでしょう。様々なデータソースからデータを収集し、オリジナルのダッシュボードで可視化ができます。また、BIツールとして利用する以外にも様々な開発が可能です。例えば、業務に合わせて画面設計を修正したり、データを入力するためのフォームを作成したりできます。このようなカスタマイズは、他のBIツールにはあまり見受けられない部分です。

MotionBoardシリーズには複数の製品があり、こちらのMotionBoardと以下で解説するMotionBoard Cloudです。主にオンプレミスで導入するかクラウドで利用するかの選択肢があります。オンプレミスで利用するMotionBoardは、大規模な環境を構築できることが特徴です。

Oracle BI Cloud

Oracle BI Cloudは高いパフォーマンスと拡張性を持つ、膨大なデータ分析を行うためのBIツールです。ダッシュボードや非定型分析など充実した機能や、必要に応じてダッシュボードをカスタマイズできるため、大人数での活用に向いています。クラウドサービスのため、ユーザー自身がクラウド上にデータをアップロードすれば、即座にデータの分析が可能です。

また、Oracle製品だけでなく異なる機種のデータソースも仮想的に統合できるため、より効率的な分析を行えます。機能が充実している一方で、グラフや地図の機能には弱く、ビジュアルで直感的に理解するような資料作成は苦手であると理解して良いでしょう。

Dr.Sum

Dr.Sumは、大量のデータを収集できるデータベースと、高速な分析や可視化が特徴的なBIツールです。非常に多くのデータを処理できるエンジンが搭載され、10億件程度のデータが含まれていても、1秒で集計できます。大量のデータを処理できるため、ビックデータと組み合わせたデータ分析やビジネスインサイトの創出などの活用が人気です。

また、幅広いデータソースから連携できるように、コネクタがいくつも用意されています。事前に設定をすることで、Dr.Sumにデータが集約され、直感的な操作で加工・可視化できるのです。

Data Knowledge

Data Knowledgeは、国産のセルフBIサービスで、全社的なデータ活用を目標としています。特に「ナレッジ機能」は、簡単な操作で作成したレポートを関係者へ共有できることが特徴です。

ナレッジ共有のためのレポートの作成では、テンプレートに加え、自由にカスタマイズして作成できます。「ナレッジを共有したいがテンプレートが業務に合わない」というような状況には陥りません。作成には少々アイデアが必要となるものの、自由度の高さが魅力です。

MotionBoard Cloud

MotionBoard Cloudは、クラウド上にデータを収集し、分析や可視化を実施するBIツールです。データ分析の作業は属人化しやすいため、クラウド上で全てのデータを共有し、全社的にデータ活用できるような環境を整えます。

クラウドサービスであることから、パソコン以外の端末からでも自由にデータを参照できることが特徴です。例えば、外出先からスマートフォンで在庫状況や生産情報を確認し、顧客に対して納品時期を伝えるなどができます。

また、独自のセキュリティ技術が利用されているため、クラウドでも安心して活用できます。

LaKeel BI

LaKeel BIは、社内に分散しているデータを収集し、分析から可視化まで一貫して処理できるオールインワンパッケージです。主にBIツールとして利用されますが、ETLなど別の機能も含んでいるため、データパイプラインとして活用することもできます。

特徴として、分析に利用できる豊富なテンプレートの存在とAI活用があります。テンプレートが充実していることで、簡単な操作で充実した分析が可能です。また、AIを活用して対話形式でデータ分析やその評価を進めることが可能です。例えば、「需要予測と供給量は問題ないか」と質問すると、データから意見を述べてくれます。

ただし、他のBIツールよりも教育や運用にコストがかかるため、導入する際には十分に検討するようにしましょう。

Qlikview

Qlikviewはスウェーデンで登場したデータ分析プラットフォームです。インメモリー型のBIツールであり、大量のデータでも高速で処理できるようになっています。また、UI開発に力を入れていることから、専門知識がなくても直感的なドラッグ&ドロップでデータ分析やデータの可視化もクリック操作だけで行うことが可能です。

Qlikviewと似た製品にデータを様々な角度から高度に分析できる「Qlik Sense」があります。QlikviewはQlik Senseの高度な分析機能に加えて、より細かい設定が実施できることがポイントです。用途ごとに使い分けると良いでしょう。

Sisense

Sisenseは、数億件レベルの大量データや複雑なデータセットを高速に処理できるBIツールです。メモリーデータ処理技術を利用し、大規模な企業でも、大量のデータから素早くインサイトを得られるようになっています。今回紹介しているBIツールの中でも、特に大規模データの分析に強みを持つと考えましょう。

他社にはない機能の開発に力を入れており、「Embedded Analitics」と呼ばれるデータプラットフォーム機能があります。この機能は、SaaSサービスにSisenseの分析機能を埋め込み、SaaSが提供するレポート機能を充実させるものです。

、また、APIなど外部連携に強みがありますが、カスタマイズが必要となるため導入時に考慮する必要があります。

BIツールを導入する際のポイント

BIツールを実際に導入する際、意識すべきポイントについても解説します。

より多くのデータを収集する

精密な分析結果を得るためには、多くのデータを保有していることが重要です。ERPやCRMなど既存のシステムはもちろん、業務で利用しているExcelなどの業務データも取り込むと良いでしょう。また、社内のデータのみならず、社外のデータである公的機関の発表情報やWebデータを収集することで信頼性の高い分析を実施することもできます。

ただし、多くのデータを収集する際はデータの重複や欠損、品質のばらつきがないように気を付けましょう。品質の悪いデータが多く含まれている場合、分析した結果に悪影響が出てしまいかねません。

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最新のデータを活用する

BIツールの効果を最大限に発揮するには、常に最新のデータを取り入れることが重要です。取得したデータが古い場合は現状を正しく把握できず、意思決定の遅れや誤りが発生する原因となってしまうかもしれません。可能な限り最新のデータで、自社の変化や市場の変動に対応できるようにしましょう。

ただし、最新のデータを取得するには、データ更新の確認作業にも注力しなければなりません。このような作業には手間がかかるため、BIツールの導入と合わせて、自動化する方法を検討すると良いでしょう。

用途を明確にする

BIツールで効果を得るためには目的(何を分析し、どのように活用したいか)を明確にすることが重要です。例えば、売上げ向上やコスト削減、人材活用などと様々な用途が考えられます。用途が明確化することで、BIツールに連携すべきデータの種類、レポートやダッシュボードの構成などが具体的になるのです。将来的な活用方法まで事前に洗い出しておくことがポイントです。

まとめ

BIツールを最大限に活用するためには、十分なデータを収集し、連携しておくことが重要です。データが不足している場合は、分析結果に偏りが生じたり、そもそも分析できなくなるなどの問題が生じかねません。ただし、人手で大量のデータを収集し、ツールに連携する作業は大きな負担となります。そのため、データ収集の中でもWebデータが必要な場合には、Webスクレイピングやスクレイピング代行サービスを検討してみましょう。

PigDataは、データを収集から分析・可視化・活用まで一貫してサポートします。特に、Webデータ収集は500社を超える導入実績があり、強みでもあります。どのようなお悩みでも、ぜひともご相談ください。

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