
音声ソフトウェアおよびコンピュータシステムの企画、開発ならびにその運営を行うボイット株式会社様。「現場に活気、世界に元気を。」のミッションのもと、現場にとって本質的でない業務やストレスフルな業務を軽減し、現場がいつでも活気あふれる場所となることを実現するサービスの提供を目指しています。ツールを導入して営業効率をアップさせた取り組みをご紹介します。
病院・介護施設の救世主「ボイットコネクト」
病院や介護施設では、現場のスタッフがスマートフォンを確認する余裕がないほど多忙な状況が続いています。さらに、2、30年前に導入されたインフラをそのまま使用している施設も多く、DXがなかなか推進していないのが現状です。
このような課題の解決策の一つとして、ボイット様が提供しているのが「VOYT CONNECT(ボイットコネクト)」です。ボイットコネクトは、音声によるコミュニケーションを可能にするデバイスであり、スタッフがスマートフォンを手に取ることなく、必要な情報をやり取りすることができます。

(参照:VOYT CONNECT)
ボイットコネクトを利用することで、ハンズフリーで情報を共有できるため、スタッフはスマートフォンを操作せずに音声を通じて必要な情報をリアルタイムにやり取りできます。そのため、患者対応中や移動中でもスムーズな連携が可能となります。
また、ボイットコネクトを活用することで、スタッフ間のコミュニケーションが迅速になり、業務効率が向上します。特定のグループや担当者と簡単に連携できることで、作業の重複を防ぎ、効率的に業務を進めることができます。
100以上のサイトを監視する負担
これまで、厚生労働省や文部科学省のサイトを定期的に確認し、医療情報や自社プロダクトと関連するトピックを見つけた上で、医療・介護施設などに営業を行っていました。しかし、毎回情報を調査・発見し、その都度営業をかける必要があったため、作業の工数が多く効率が悪いという課題がありました。具体的には、100以上のサイトを監視し、最大で2時間ほどかかっていたそうです。

TOWAで2時間の作業が10分程に
担当者の方は、100サイトを手作業で監視するのは非効率だと考え、より効率的な方法を模索し始めました。そこで、各都道府県や市区町村が発表するICT導入補助金の情報をいち早くキャッチし、営業活動を効率化しようと動き始めました。最初は営業リストを作成し、そこから営業先を決める案もありましたが継続的な営業効率化と、質の向上を重視し、補助金情報の更新をもとに営業先を選定する方針にしました。そのため、Webサイトに変化があったら自動で通知してくれるようなツールを探し始めたそうです。
そんな時に出会ったのがTOWAでした。TOWAは事前にURLを登録しておくことで、対象となるWebサイトを定期的に監視し、変更があった際に通知してくれるツールです。これにより、変更があったページのみを確認すればよくなり、作業負担を大幅に削減できました。以前は、補助金情報の収集と分析に約2時間を費やしていた作業も、TOWA導入後は、わずか10分で完了するようになったそうです。業務の大幅な効率化により、営業担当者がより重要な業務に時間を割くことができるようになり、売上向上にも寄与しています。

Slack連携で社内共有もスムーズに
さらに、TOWAと社内コミュニケーションツールであるSlackとを連携させることで、検出された情報を即座にチーム内で共有できるようになりました。これにより、担当者全員がリアルタイムで最新情報を把握し、迅速な意思決定が可能になっています。
関連業界の動向を確認
TOWAのもう一つの活用方法として、関連業界の動向を確認するというものがあります。業界の最新情報をチェックし、どのようなサービスやシステムの導入が進んでいるかなどを把握することで、自社の戦略に活かすことができています。これにより、市場の動向をいち早くキャッチし、他社と差別化を図ることが可能になりました。
今後の展望
TOWAの導入により営業の効率が向上したことで、これまで以上に多くの医療・介護現場へボイットコネクトを展開できる可能性が広がっています。
さらに、社内のDXを推進することで、病院や介護施設のDX支援にも一層注力できるようになったそうです。今後も、最新技術を活用しながら現場の負担を軽減し、より多くの施設にボイットコネクトの導入を進めていく方針です、と語ってくださいました。

(ボイット株式会社 マーケティング部 熊谷様)