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BIツールとは?BIツールのおすすめ15社を徹底比較

PigData > ブログ > BIツールとは?BIツールのおすすめ15社を徹底比較
2022.03.09
  • データ活用
  • データ分析

BIツールの導入を検討しているが、どのツールを選べばよいか悩んではいませんか?企業発展のトレンドとしてDXが注目を集め、経済産業省からDXが推進されている現代において、BIツールはますます重要な役割を担っています。BIツールを含むBDA(Big Data and Analytics)ソフトウェア市場は国内だけを見ても好調となっており、今後も多くの企業でBIツールの導入は進んでいくでしょう。しかしながら、数多くあるBIツールの中から、どれを選べばよいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、数あるBIツールのうち、15社のBIツールの機能やコストパフォーマンスなどをそれぞれ比較してご紹介します。合わせて、BIツールが持つ機能や選ぶポイントも詳しく解説します。

目次

  1. BIツールとは?
  2. BIツールの機能
  3. BIツールの活用方法
  4. BIツールのメリット・デメリット
  5. BIツールを選ぶ際の3つのポイント
  6. BIツール15選を徹底比較
  7. BIツール比較表
  8. まとめ

BIツールとは?

BIツールとは企業が蓄積している膨大なデータを分析して、迅速な経営の意思決定を支援するためのツールです。BIはBusiness Intelligenceの略称で、企業のデータを収集・蓄積・分析・報告することで、経営上の意思決定を行う手法となります。会社内でデータが分散してしまっていても、BIツールと連携させればすべての情報を集めて繋げられるので、より正確な分析が期待できます。

近年では、企業が蓄積しているビッグデータを活用して経営に役立てる動きが高まっているため、膨大なデータを分析するためにBIツールが必要不可欠であるといえるでしょう。

BIツールの機能

BIツールが持っている基本的な機能として、大きく次のように分けられます。

  • レポーティング
  • ダッシュボード
  • OLAP分析
  • データマイニング
  • プランニング

いずれの機能も、膨大なデータの分析や、課題の発見を支援してくれる便利な機能です。それぞれの機能を有効に活用すれば、より効果的な分析を実行できるでしょう。

レポーティング

レポーティングは分析したデータを可視化する機能です。WordやExcel、PDFなど様々な形式で出力することができ、KPIのパフォーマンスなどをスピーディーに確認することで、企画や経営の意思決定に役立てます。レポーティングには月次報告書など同じフォーマットのレポートを自動で作成する定型レポート機能と、特定の目的のために条件設定をしてレポートするアドホックレポート機能があります。

ダッシュボード

BIツール上やブラウザの画面内で、専用のコントロールパネル・ダッシュボードのように、レポートやOLAP分析などの結果を確認できる機能です。会計や顧客、成長などの複数の視点を1つの画面で確認できるので、短時間で分析を行えます。

また、ツールによってはグラフの形態だけでなく、系列の切り替えやアニメーション形式での推移が多彩に表現されています。リアルタイムで情報参照が可能なため、現在の課題や注力すべきことがわかります。

OLAP分析

OLAP分析とは、Onilne Analytical Processingの略で多次元分析機能とも呼ばれます。OLAP分析にはライシング、ダイシング、ドリルといった解析分析があり、膨大なデータを複数の角度から分析することで、現状の確認や仮説の検証へ活かすことができます。

データマイニング

OLAP分析がデータの関連性を多次元で見ることに対し、データマイニングは一見相関関係のない膨大なデータを重回帰分析やディジョンツリーといった統計式を用いた分析を行い、データの関連性や法則性を導き出すことができます。

プランニング

過去のデータを基に予算などを決定する際に、結果を予測して最適な数値を導き出すための機能です。結果の予測にはプランニング機能を利用して、大量のデータを活用した仮説や検証を行えます。裏付けのあるデータからの予測なので、再現性の高いシミュレーションも可能です。専門的な知識を持っていなくても利用できるため、一部の人間だけでなく、複数の部門で分析結果の共有ができます。プランニング機能を活用すれば、売上や収益の予測ができるようになり、マーケティング戦略が容易に立てられるようになるでしょう。

BIツールの活用方法

BIツールが活用されているシーンとして、次のような場面が挙げられます。

  • 財務分析
  • 営業分析
  • 人事分析
  • 労務分析
  • 売上分析

自社のビッグデータを分析して、ビジネスの改善を促進するBIツールは、ビジネスにおける様々なシーンで活躍しています。場面に合った適切なBIツールを用いれば、課題解決に向けて有効に機能するでしょう。

次にどのような場面で活躍しているのかをご紹介しますので、参考にしてみてください。

財務分析

財務分析の際にBIツールを活用すれば、最新の経営情報をいつでも確認して、迅速な経営判断を行えるようになります。売上情報や財務の状態など、分析に関わるデータをタイムリーに把握でき、正確な分析を行えるようになるでしょう。

また、売上と天候など異なるシステムのデータを統合的に分析できるので、単体のシステムだけでは発見しづらいデータを見出せます。その上、分析されたデータが可視化されるので、経営上の問題がどこにあるのか一目で判断できるようになります。

営業分析

BIツールを活用して営業分析を行えば、営業部門全体の成績向上や底上げの達成が可能です。営業活動に関するデータをBIツールによって集約・分析すれば、営業全体の動きを直感的に把握できるようになります。売上目標までの進捗状況はもちろん、案件や商談の成否といった情報を具体的な数値とグラフで把握できるので、課題や改善点を迅速に発見できるでしょう。

また、トップの成績を持つ営業マンの案件や商談を分析すれば、ノウハウとして抽出できます。抽出したノウハウを活かせば、営業全体の成績を底上げできるほか、教育や研修がより効果的になるでしょう。

人事分析

人事分析をBIツールを使って行えば、従業員全体の生産性を向上させるための施策を打てるようになります。従業員の勤怠状況や人員構成、給与情報といった人事データを分析すれば、現在の離職率や自社で働くうえで必要となるスキルが特定できるでしょう。感覚的になりがちな退職する可能性や求めるスキルといった情報を可視化でき、属人的な要素に頼らない効果的な人事を行えるようになります。効率よく分析を行えるだけでなく、分析結果をWordなどに出力すれば、他の従業員との共有も図れます。社内で人事の課題を共有しておけば、より効率的な施策の提案も可能となるでしょう。

労務分析

BIツールを使って労部分析を行えば、効率的に業務を行えるようになり、生産性の向上にも繋がります。労務分析を行い、業務における無駄やムラを発見できれば、課題解決に繋がる原因の本質も特定できるでしょう。BIツールを使えば部門別に分かれている業務のデータを収集でき、1つのデータとしてまとめて統合した上で分析を行えます。データと現場の声を合わせて分析して、勤労に関する課題を発見して改善していけば、生産性も向上していくでしょう。

売上分析

BIツールを使うことで効率的に売上分析を行うことができます。「商品Aとよく一緒に売れている商品B」「天候による来客数の変化」「季節による店舗の売上」など複数のデータをBIツールを使うことで、クロス分析、回帰分析、相関分析など様々な分析方法でデータドリブンに仕入れの量やプロモーション、ターゲットの絞り込みを決定することができます。

BIツールのメリット・デメリット

多様な場面で活用できるBIツールにはメリットが多く見られますが、いくつかデメリットもあります。BIツール導入を検討する場合、メリット・デメリットの両面を把握しておく必要があります。

メリット

  • 大量のデータ分析できる

デジタル化が進んでいる今、企業はより多くのデータを収集し、分析することが求められています。大量のデータを人手で処理することは難しいですが、BIツールを活用することで素早く自動で分析することができます。

  • 経営意思決定の迅速化

BIツールはダッシュボード機能があるので、いつ、どこでもその分析結果やレポートを確認することができます。そのため、意思決定をする経営陣がBIツールの情報を確認することが容易となり意思決定のスピードを早めることができます。

  • レポート作成時間の短縮

従来、レポートを作成するためにはExcelにデータを打ち込み、グラフを作成し、何枚ものシートを作成する必要がありました。BIツールはデータをインポートし、設定するだけで必要なレポートを自動で作成し、共有することが可能です。

デメリット

  • 初期設定に手間がかかる

BIツールは一度設定すると必要としているデータ整形やデータ分析を可能としますが、その適切な設定をするためには少々時間がかかります。もちろん、操作はクリック&ドラッグでできる簡単なものも多く慣れれば短時間でできることもありますが、はじめはOLAP分析などデータ分析について多少なりとも知識のある人にお願いする必要があります。

  • コストがかかる

無料のBIツールもありますが、理想としている目的の分析や可視化をしようとすると有料のツールを選ぶことが多いと思います。導入前に必要な機能や利用人数を把握しておかないと、後から機能を追加したり、ユーザー数課金型のツールの場合は利用者が増えるたびにコストがかかってきます。

  • 業務改善が必要

導入するにあたって、従来の業務、特にBIツールに代わる業務フローを改善する必要があります。従来とは違う作業に戸惑ったり、ツールに対する知識がないと社員への教育も必要となり、余計に手間がかかってしまうこともあるでしょう。

BIツールを選ぶ際の3つのポイント

BIツールを選ぶ際に気を付けるべきポイントとして、次の3つが挙げられます。

  • 導入の目的を明確にする
  • 操作性と分析内容のバランスをとる
  • 既存使用ツールとの互換性を確認する

BIツールは活用すれば時間や手間の削減や、可視化によるデータ分析をしやすくするなどといったメリットがありますが、ただ導入するだけでは効果を最大限発揮できません。BIツールを最大限発揮させるためには、データを活かして分析できる環境を整えておく必要があります。

次にそれぞれのポイントについてご紹介しますので、ご覧ください。

①導入の目的を明確にする

BIツールを導入する前に、「誰が」「何のために」ツールを使うのか、目的を明確にしておく必要があります。ただ単に、データが散乱しているからまとめて見えるようにしたいといった考えだけでは、BIツールを導入する意味がありません。導入を成功させるためには、ツールをどのように活用していくのか、社内全体で目的を明確にしておくとよいでしょう。現状どこに課題があり、どこを改善していきたいのかといった目的を明確にしなければ、BIツールを効果的に使いこなせません。

②操作性と分析内容のバランスをとる

BIツールはツールごとにその操作性が異なります。簡単に使えるツールがよいから、といって安易に導入してしまうと、十分な機能を満たしていなかったりします。だからといって、機能がたくさんあり、どのような分析でもできるツールを選ぶと操作が難しく利用者の手に負えない場合もあります。

利用者に無料お試し期間でいくつかのツールを試してもらうなどして、その操作性と目的の機能が満たされているかを確認する必要があります。また、デメリットでもある初期設定についてはBIツールの設定構築をしてくれる専門業者もおりますので、そのようなアウトソーシングを活用することも可能です。

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③既存使用ツールとの互換性を確認する

BIツールと既存使用ツールとの間で、データ同士の連携が取れるかどうかを事前に確認しておけば、システムを横断した正確なデータ分析を行えます。仮に目的のために必要なデータが十分に揃っていたとしても、BIツールとの連携ができていないのであれば意味がありません。BIツールを導入する前に、自社で活用しているツールとの互換性があるかどうかを、事前にしっかりと確認しておくのが大切です。また、導入前にデータの整理を行っておくのも、BIツールの導入を成功させるために必要な準備です。

BIツール15選を徹底比較

現在の市場に出回っているBIツールのうち、15社のBIツールについて、それぞれの要素を比較しながらご紹介します。誰もが満足できる性能のBIツールは存在しないので、自社の経営と解決すべき問題点をしっかりと把握した上で、適切なBIツールを選択するのが重要です。

適切なBIツールを選ぶ際には、

  • 市場
  • 製品力
  • コストパフォーマンス
  • サービス内容

といった主要なポイントを押さえておくとよいでしょう。ご紹介する中で、どのBIツールが自社に合っているのか、検討しながらご覧ください。

Tableau

Tableauは表現のきれいさや操作性に特化した、簡単に分析を行える老舗のBIツールです。マウス操作だけで簡単にレポートを作成でき、あらゆる角度から見てもきれいなダッシュボードを作成できます。直感的に操作をしながら、視覚的にデータを理解できるので、専門的なスキルを持っていない人でも簡単にレポートを作成できるでしょう。ほぼすべてのデータソースに対応しているほか、OLAP分析を得意としているツールです。

また、Tableau ServerとTableau Onlineを併用すれば、サーバーを自動での自動更新が設定できるため、手間のかかるルーチン作業を自動化できます。ただし、複雑な分析にはプログラミングスキルが必要となるほか、文書作成やデータの1からの作成は得意ではありません。

Yellowfin

Yellowfinはウェブブラウザで使用できるBIツールで、パソコンやスマートフォンからアクセスして、可視化されて見やすいダッシュボードを利用したデータのグラフ化が可能です。ダッシュボードは見やすいだけでなく、AIによって構築することもでき、必要なデータを質問するだけで多角的な分析を行えます。

また、分析内容を確認しながら最適な方の施策を採択できる機能なども搭載されており、情報を社内で共有しやすいツールであるといえるでしょう。ただし、外部からデータを取り込むには、ある程度ツールの操作に習熟している必要があります。レポートのカスタマイズという面でも、一部の操作には上位のライセンスが必要なので、場合によっては必要以上にコストがかかってしまうかもしれません。

Qlik Sense

プログラミングやデータベース操作に関する知識を持っていなくても、自分で分析を行えるように設計されているBIツールがQlik Senseです。マウス操作でもデータの取り込みや加工を行えるので、属人的なスキルを持っていなくても簡単に使いこなせるでしょう。連想技術という、アメリカで特許を取得している独自の技術が搭載されているというのが、最大の特徴となります。自社で保有している様々なデータソースを取り込んだ後、連想技術によって互いに関連性がないデータソース間からでも、ビジネス上の気付きを示唆してくれます。今まで見えてこなかった気づきを得られるため、ユーザーが確認できる情報量が他のツールと比べて多いです。ただし、サポートやホームページが英語のみとなっている点には注意してください。

DOMO

DOMOはビジネスデータに直接接続して、データの可視化と共有を簡単に行えるBIツールです。500以上のコネクタに対してアクセスできるほか、獲得した情報をクラウドやオンプレミス、自社システムから直接取り込めます。取り込んだデータはリアルタイムで確認できるため、全従業員が必要に応じてデータを確認できるようになっているのです。

また、ストーリー機能も柔軟に対応可能であり、300種類以上のチャートやダッシュボードが用意されているので、時間や手間をかけずにディスカッションを行えるでしょう。一方でデメリットとして、マーケティングデータの集約に制限があるほか、ダッシュボードのエクスポートや保存はできません。

Actionista!

Actionista!はWebブラウザのみで操作できる、簡単な操作性が特徴的な純国産のBIツールです。プログラミングなしで利用できるツールのため、専門的な知識を持っていなくても簡単に操作できます。分析シナリオもあらかじめ用意されているため、分析経験を持っていなくても項目を選択するだけで分析可能です。純国産のツールなので、サポートがクライアントのニーズに対してきめ細やかに対応しているのも特徴といえるでしょう。

また、クライアントフリーのライセンス体系なので、コストパフォーマンスにも優れています。注意点としては、Actionista!があくまでも膨大なデータの管理を前提としているツールであるため、扱うデータが少ない企業にとっては導入効果は薄いでしょう。

Microsoft Power BI

Microsoft Power BIは、Excelと似た操作感で簡単にデータ分析とレポート作成を行えるBIツールです。プログラミングの知識を持っていなくても使えるように設計されているほか、分析テンプレートも充実しているので、誰でも手軽にデータ分析を行えます。

また、Excelで作成したデータを読み込んで詳細な分析を行えるので、過去に作成したExcelのデータも無駄になりません。クラウド上にあるデータやオンプレミスのデータなど、あらゆるデータに接続できるというのも特徴的でしょう。ただし、Microsoft Power BIの無料版には1GBの制限があるほか、より高度な分析をするためにはDAX関数を覚える必要があります。

MicroStrategy

MicroStrategyはデータのシミュレーションからダッシュボード化まで、豊富な機能が備わっているBIツールです。ダッシュボードにGUIを導入しており、データの編集や分析をマウスを使って直感的に行えます。90種類近いデータソースに対応しており、TableauやPower BIといった他のBIツールサービスともシームレスに接続可能です。

また、スマートフォンなどのモバイル端末からデータの書き込みができるほか、自社内向けアプリの機能拡張にも対応しています。一方で機能を最大限活用するには、製品について学ぶ必要があり、使いこなすまでに時間がかかってしまうケースもあります。

MotionBoard

MotionBoardはデータの表現や可視化機能が優れており、オリジナルのダッシュボードを作成できるBIツールです。グラフや表を始めとして、数十種類のチャートアイテムを必要に応じて組み合わせて使用できます。3Dマップの作成にも対応しているので、空間まで可視化できる機能が備わっています。

また、Excelのデータ内容も運用を変えることなく可視化・ビジュアル化を行えるので、自社に蓄積しているデータを無駄なく使用できるでしょう。一方でダッシュボードのデータ可視化に特化しているため、分析機能については他BIツールに少し劣るかもしれません。

Oracle BI Cloud

Oracle BI Cloudは高いパフォーマンスと拡張性を持つ、膨大なデータ分析を行うためのBIツールです。ダッシュボードや非定型分析など充実した機能を持っているほか、必要に応じてダッシュボードをカスタマイズできるため、大人数でも使用しやすくなっています。クラウド型なので、ユーザー自身がクラウド上にデータをアップロードすれば、即座にデータの分析が可能です。

また、Oracle製品だけでなく異なる機種のデータソースも仮想的に統合できるため、より効率的な分析を行えます。機能が充実している一方で、グラフや地図の機能には弱く、視覚効果もやや弱めに感じるかもしれません。

Dr.Sum

Dr.Sumは社内に散乱しているあらゆるデータを収集して、リアルタイムで高速集計やリアルタイム処理を行うBIツールです。数百億件の大容量データに対応できるエンジンを搭載しており、10億件のデータであっても1秒程度で集計を行えます。膨大なデータを超高速で集計できるため、IoTやAIの活用を本格的に進めたい企業にとっては魅力的な機能といえるでしょう。

また、基幹システムからIoTデバイスまであらゆる部署のデータを統合的に管理できるので、全社員が自由にデータを活用できます。基本的な機能は専門知識がなくても使用できますが、高速集計レポーティングを行うには、機能を使いこなすためのスキルが必要です。

Data Knowledge

Data Knowledgeは多種多様な分析レポートを作成できる、30年以上の実績とノウハウを持った純国産のBIツールです。発売して以来、データを活用している現場から出てきた意見を反映しているので、サポートや便利に感じる機能が充実しています。マウスによるドラック&ドロップといったシンプルな操作で、データの統合や加工を行えるので、ツール初心者でも直感的に使えるでしょう。

また、ナレッジ機能によって、社内で作成されたデータ集計や分析ノウハウを公開して共有できます。優秀なノウハウに対して評価も行えるため、社内全体で分析力のスキルアップを図れるでしょう。

MotionBoard Cloud

MotionBoard Cloudはあらゆるデータをクラウド上に集約して、リアルタイムで集計・可視化を行ってくれるBIツールです。集約したデータは多彩な種類で視覚化ができるほか、プログラミングスキルなしで設定できるので、専門的な知識を持っていなくても活用できます。また、メールやチャットツールと連携すれば、プッシュ通知で情報を受け取れるようになります。そのほか、DEJIRENと連携させれば業務を自動化も可能です。

LaKeel BI

LaKeel BIは豊富なテンプレートや充実したサポートによって、ツールの利用に慣れていない人でも使いやすいツールです。多角的なデータ分析のほか、グラフや表などへの可視化を最適な形で行える、豊富なテンプレートが用意されています。Excelに近い操作感で使用できるため、ツールの利用に慣れていない人でもとっつきやすいツールであるといえるでしょう。集計できるデータは、基幹システムを始めとしてCSVやExcelにも対応しているので、一元化による素早いデータ分析が実現されています。導入前のサポートや研修も充実していますが、その分操作に慣れるまでに時間がかかるかもしれません。

Qlikview

Qlikviewは連想技術やインメモリーといった特徴を活かして、データの中から業務に必要な情報を素早く探索できるBIツールです。分析に必要なデータはすべてインメモリーで全件保持しているため、データ処理は高速となっています。インターフェースも直感的になっており、気になる箇所をクリックするだけで、多彩な角度から分析されたデータを可視化可能です。Qlik Senseが一般的なビジネスユーザーを対象としているのに対し、Qlikviewは情報システム部門やデータアナリストといった専門家を対象としています。使いこなすには専門的な知識やスキルが必要となるので、導入前に検討をしておきましょう。

Sisense

Sisenseはドラック&ドロップというシンプルな操作で、スピーディにデータを可視化できるBIツールです。In-Chip技術と呼ばれる独自の技術によって、複数のデータ結合やユーザーの同時利用に対応して、一般的なサーバー環境でも高速処理を実現しています。APIも豊富に用意されており、外部サービスとの連携も取りやすいでしょう。

また、マウス操作によるダッシュボードの作成やカスタマイズができるほか、JavaScript等を使ってWebサイトやアプリケーションへの組み込みも行えます。注意点としては、グラフや地図の種類が少ないため、視覚効果という面では他のツールと比べて多少劣るかもしれません。

BIツール比較表

TableauYellowfinQlik SenseDOMOActionista!
タイプオンプレミス/クラウド型クラウド型オンプレミス/クラウド型クラウド型オンプレミス型
動作環境Tableau Desktop:Windows/Mac
Tableau Server:Windows/Linux/Mac
windows/Mac/Linux/UnixWindowsOSの制限なしWindows
ダッシュボード作成〇〇〇〇〇
多次元分析〇〇〇〇〇
料金Tableau Creator:年額102,000円/ユーザー
Tableau Explore:年額51,000円/ユーザー
Tableau Viewer:年額18,000円/ユーザー
要お問い合わせQlik Sense  Business:月額30ドル/ユーザー
Qlik Sense  Enterprise SaaS:要お問い合わせ
要お問い合わせ要お問い合わせ
無料トライアル〇〇〇〇〇
Microsoft Power BIMicroStrategyMotionBoardOracle BI CloudDr.Sum
タイプオンプレミス/クラウド型オンプレミス/クラウド型オンプレミス型クラウド型オンプレミス/クラウド型
動作環境WindowsDesktop:Windows/Mac
Web:すべてのブラウザ
Reporter:Windows/Mac/Linux/AWS/Azue
Windows/LinuxWindowsWindows
ダッシュボード作成〇〇〇〇×
多次元分析〇〇〇〇〇
料金Power BI Pro:月額1,090円/ユーザー
Power BI Premium:月額2,140円/ユーザー
月額543,030円/容量
要お問い合わせ要お問い合わせ月額30,000円/ユーザー要お問い合わせ
無料トライアル〇〇〇〇〇
Data KnowledgeMotionBoard CloudLaKeel BIQlikviewSisense
タイプオンプレミス型クラウド型オンプレミス型オンプレミス/クラウド型オンプレミス/クラウド型
動作環境WindowsWindows/Linuxクライアント:Windows
Web:Mozilla Firefox
Internet Explorer
Microsoft Edge
Google Chrome
Apple Safari
サーバ:Winddows/Linux/CentOS
WindowsWindows
ダッシュボード作成〇〇〇〇〇
多次元分析〇〇〇〇〇
料金使用許諾料:500,000円/サーバー
追加ユーザーライセンス(標準):12,000円/ユーザー
初期費用:100,000円
Standard Edition:月額30,000円
Professional Edition:月額60,000円
IoT Edition:月額90,000円
要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ
無料トライアル〇〇×(無料セミナーあり)〇〇

まとめ

BIツールについての解説と、15社のBIツールの機能を比較しました。BIツールの導入によって意思決定の迅速化や分析の精度向上といった効果を期待できるでしょう。しかし、どのようなBIツールであってもメリットやデメリットがあるので、機能やコストパフォーマンスなどといった点から適切なツールを選ぶのが大切です。まずは無料トライアルなどを活用して、サービスの導入を検討するとよいでしょう。もし、自社でBIツール初期設定が難しいと判断した場合にはBIツール構築代行をおすすめします。大量にあるデータを効率よく活用するために、自社に適切なBIツールの活用方法をご検討ください。

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